ヨシステップ（2007年生、母レディープロスパー）

ヨシステップ（2007年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋一歩」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時15歳）と交配したレディープロスパーが20歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方14戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、村山義一によって640.5万円で落札された。

玉井昇厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2010年）

9月24日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のルキアに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のネオハーバーに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月24日、中2週で迎えた4戦目は、一般C2九十（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したハニーヴィグラスにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2011年）

4月3日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

5月1日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、6着に入り込んだ。

5月7日、連闘で迎えた7戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

8月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、ファビィレイン特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5歳（2012年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月15日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、清峰堂の九谷和グラス賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた15戦目は、山代温泉菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、門別町特産軟白長ネギ賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

6月26日、連闘で迎えた17戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲカツワンダフルを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月15日、中2週で迎えた18戦目は、のとじま水族館クラゲの光アート杯（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサクラソルジャーをハナ差振り切って4勝目を手に入れた。

7月31日、中1週で迎えた19戦目は、織姫夏ものがたり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川添明弘騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた20戦目は、矢駄秋祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた21戦目は、IPATカウントダウン21（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は川添明弘騎手（3戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた22戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。