ダイイチパーソ（1984年生、母ローズリユウ）

ダイイチパーソ（1984年6月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパーソナリテイ（当時17歳）と交配したローズリユウが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回。1987年のジュニアステークス(オープン)で2着に入った他、1987年の青葉賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

戸山為夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月29日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月21日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノマサルを上がり4位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

3歳（1987年）

1月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下の福寿草特別（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下の若菜賞（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のネーハイダンサーをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

1月24日、連闘で迎えた6戦目は、3歳オープンのジュニアステークス（京都芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったエイシンテンペストにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

3月21日、中7週で迎えた7戦目は、3歳オープンのすみれ賞（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

3月29日、連闘で迎えた8戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は小島貞博騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（5戦1勝）。24頭立ての19番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のやまゆり賞（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた13戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5歳（1989年）

7月30日、約25か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の足立山特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。