プランタンビジュー（2010年生、母スプリングチケット）

プランタンビジュー（2010年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「春の宝石（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時9歳）と交配したスプリングチケットが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月6日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったノボリディアーナにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2013年）

1月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

5月5日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒメサクラに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月2日、中3週で迎えた5戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月14日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のプレミアムゴールドに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月23日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

4歳（2014年）

5月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

6月28日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

8月23日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の勝負根性でゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。