フウジン（2008年生、母クレバーウーマン）

フウジン（2008年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「風神」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時11歳）と交配したクレバーウーマンが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方15戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の一般C9。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月15日、デビュー戦は南田雅昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月1日、中5週で迎えた2戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

6月8日、中5週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルキバ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

8月17日、中9週で迎えた5戦目は、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた6戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた7戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヌチバナにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のソユーズに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月29日、連闘で迎えた9戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフレンドチャンスに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月30日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、年末特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4歳（2012年）

1月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のカチドキを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったタレントに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミツアキジュニアーをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のタレントに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月5日、中2週で迎えた17戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（7戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。