フレンドチャンス（2008年生、母ヴァリッドサーチ）

フレンドチャンス（2008年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋好機」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時9歳）と交配したヴァリッドサーチが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）木戸口牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方31戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、林孝輝から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月6日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

3歳（2011年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月29日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた4戦目は、3歳戦の花音カップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミツアキスピカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったタビニデヨウに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月30日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエーシンフォチュナに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月3日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

9月22日、中6週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のプリンセス菜穂子賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた13戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、星井美希15歳の誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカチドキに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月16日、中2週で迎えた15戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったフウジンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシャドウシューターをアタマ差振り切って優勝

4歳（2012年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミステリーキーをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

3月4日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

6月17日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた21戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C11（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた23戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るデトロイトクイーンを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

9月13日、中1週で迎えた25戦目は、萩特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた26戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスカイホークを途轍もない末脚で3/4馬身差し切って勝利をモノにする

11月8日、中1週で迎えた28戦目は、もみじ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（5戦2勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で花本正三騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた30戦目は、馬産地から笠松競馬へ応援杯5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で花本正三騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた31戦目は、剛健誕生記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で花本正三騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5歳（2013年）

1月10日、中1週で迎えた32戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で花本正三騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた33戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で花本正三騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた34戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で花本正三騎手（11戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。