トキノナイスナイス（1999年生、母ボーイントンキャニオン）

トキノナイスナイス（1999年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時9歳）と交配したボーイントンキャニオンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地26戦1勝2着3回、地方9戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月26日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

3月24日、中4週で迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた5戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったレーヌスズランにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、5着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハリウッドローズを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月26日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宗像徹騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宗像徹騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4歳（2003年）

1月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレオハリウッドを差し切れず、2馬身差の2着となった。

1月25日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で金子光希騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

7月26日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた17戦目は、ファビィレイン特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は宗像徹騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5歳（2004年）

1月10日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

3月14日、中5週で迎えた20戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

4月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で水出大介騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で水出大介騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた24戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ルビースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた25戦目は、ファビィステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

9月11日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は水出大介騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は水出大介騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプリティローズに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた30戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るカリオーペを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6歳（2005年）

1月25日、中4週で迎えた31戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエクシオパワーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた32戦目は、玄武特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフルーツバスケットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月27日、中2週で迎えた33戦目は、ひなまつり特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリンカーンスターに1馬身の差をつけて4勝目をマークした。

3月29日、中3週で迎えた34戦目は、陽春特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7歳（2006年）

1月25日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた35戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（6戦3勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。