オークヒルズ（2005年生、母バロネッセ）

オークヒルズ（2005年5月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「海外ゴルフコース名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時20歳）と交配したバロネッセが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回、地方7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月24日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 小雪/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月19日、中7週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヴェイルドクリスに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月4日、中1週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

9月20日、中4週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

10月4日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4歳（2009年）

1月5日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月14日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドナプレミアに5馬身の差をつけて制した。

4月11日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたファルネーゼ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中3週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月4日、中7週で迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

8月22日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤインディに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、スタッドジェルランに交わされて5馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2010年）

2月13日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月28日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の中京サンクスプレミアム（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

5月8日、中5週で迎えた19戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた20戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月15日、中6週で迎えた21戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ポートサイド賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦の’10アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

9月30日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた23戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の古都オータムハンデ（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた24戦目は、サンクスナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したラストキングにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のザグに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月30日、中5週で迎えた26戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2011年）

2月2日、中4週で迎えた27戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。