イヴシャンテマリー（2012年生、母ローズエンジェル）

イヴシャンテマリー（2012年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時11歳）と交配したローズエンジェルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は秋場牧場。戦績は、地方37戦2勝2着5回。2014年の金沢プリンセスカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、秋場牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

黒木豊厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2014年）

6月29日、デビュー戦は藤田弘治騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は421kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したオーミルルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の恋人の聖地特別2-1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のイッセイフウビをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の全国選抜社会人相撲特別2-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の酒見祭特別2-1（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい4着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の河北門ジュニアカップ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

9月9日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のサファイヤ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のくろゆり賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢プリンセスカップ（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田弘治騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エムティサラに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月18日、中5週で迎えた9戦目は、2歳戦の石川門ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で藤田弘治騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、エムザックサンダーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で藤田弘治騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2015年）

3月22日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳戦のさくらのライトアップ特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で藤田弘治騎手（10戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦の能瀬川公園桜まつり特別3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で藤田弘治騎手（11戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月14日、中0週で迎えた13戦目は、3歳戦のイタリアのガラス彫刻特別3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で藤田弘治騎手（12戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、エムティサラに交わされて4馬身差の2着となった。

4月28日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦のノトキリシマ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤田弘治騎手（13戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、エムティサラに交わされて3馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の能登見附島賞（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で藤田弘治騎手（14戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤田弘治騎手（15戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で藤田弘治騎手（16戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月21日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳戦の飯山納涼祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で藤田弘治騎手（17戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の新宮納涼祭特別3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で藤田弘治騎手（18戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月15日、中5週で迎えた20戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で藤田弘治騎手（19戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は21戦連続で藤田弘治騎手（20戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた22戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた23戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた24戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、ばっこ祭り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた25戦目は、KyuChan誕生日記念★（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（21戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクレバーフォースを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

12月20日、中2週で迎えた26戦目は、金沢競馬餅つき杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（22戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4歳（2016年）

3月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた27戦目は、弓引き祭特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた28戦目は、鶴仙渓川床特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（23戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月10日、連闘で迎えた29戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、北陸街道さくらまつり特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた30戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた32戦目は、山法師杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた33戦目は、生姜まつり特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は松木大地騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた34戦目は、熊本地震被災地復興支援（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた35戦目は、木之前葵騎手お誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた36戦目は、向日葵賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松木大地騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた37戦目は、曽々木大祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松木大地騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。