アースオブグリーン（1995年生、母ナイトオブスターズ）

アースオブグリーン（1995年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時6歳）と交配したナイトオブスターズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額3,200万円（32万×100口）で一口馬主が募集された。

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

9月20日、デビュー戦は野崎孝仁騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は498kg。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

10月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月7日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったセントメイストームに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミスターソヴリンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月27日、中2週で迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、トーシンクラウンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（1999年）

1月31日、中4週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月16日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7月25日、中6週で迎えた11戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリアルノーマジーンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月5日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイーグルバクシンオを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

9月26日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたスプリングブルック決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月24日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったアーネストリーランにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったヴィヴィッドアゲンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5歳（2000年）

1月6日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、スーパーホールデンに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（8戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（9戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月29日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた21戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（10戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月11日、中5週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（11戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

10月22日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月3日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（12戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

12月17日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（13戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

6歳（2001年）

1月21日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（14戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

2月10日、中2週で迎えた27戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（15戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（16戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

4月21日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサクラアカネオーをハナ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

5月6日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（7戦2勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウイズハヤテカゼにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

5月26日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（8戦2勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。