ウイズハヤテカゼ（1997年生、母サレンダー）

ウイズハヤテカゼ（1997年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時12歳）と交配したサレンダーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）地興牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2001年の福島中央テレビ杯(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

4月22日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったミスムーンライトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアプロードミーに半馬身届かず2着となった。

7月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミホエクワインに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったグレースシルエットに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋司騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたタヤスマックス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月30日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で郷原洋司騎手（9戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、マグマバイキングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月15日、中1週で迎えた11戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリトルウィッシュに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のウォルトンコアをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

4歳（2001年）

3月24日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（3戦2勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアースオブグリーンをクビ差振り切って優勝

6月17日、中5週で迎えた17戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた19戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。