ジーガーアジュール（2001年生、母ジーガーターセル）

ジーガーアジュール（2001年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名より連想（空色、群青・仏語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時14歳）と交配したジーガーターセルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）須崎牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年のジャスミン賞(一般C5-2 牝)。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月2日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

3歳（2004年）

11月8日、約11か月の休み明けで迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、一般C4 C5-11（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。

12月12日、中4週で迎えた5戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4 16（高崎ダート1330m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた6戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C4 C5-9（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2005年）

4月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、一般C5-7（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた8戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ブロンズ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた9戦目は、一般C5-9（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は熊木良介騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファインルナココに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月3日、連闘で迎えた10戦目は、一般C5-7（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウショウサンダーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月30日、中3週で迎えた11戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月14日、中1週で迎えた12戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた13戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のジャスミン賞（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプリンセスサンデーに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

8月7日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

10月2日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた17戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5歳（2006年）

4月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた18戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月11日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた19戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月15日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

8月12日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた21戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

9月17日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

6歳（2007年）

5月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。