フォーナインクロス（2000年生、母フラッシュシャワー）

フォーナインクロス（2000年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「９９９９＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時15歳）と交配したフラッシュシャワーが13歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地33戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、シンユウファームから「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、シンユウファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、デルマークラブによって1,785万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月12日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

1月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

3月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったフルーツマシンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユーワマンハッタンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月6日、連闘で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカルフロンティアに約10馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

4月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサウスオブワールドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったフルーツマシンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月7日、中1週で迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月3日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4歳（2004年）

2月1日、中5週で迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月8日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に敗れた。

8月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

12月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5歳（2005年）

1月29日、中6週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた24戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のワンダーゼネラスを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

2月20日、中2週で迎えた25戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタマモアーチストに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキャピタルフライトに半馬身届かず2着となった。

5月22日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月2日、中5週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月10日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったローランスパイスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

6歳（2006年）

9月2日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。