シゲルメルシ（2004年生、母サンブルーム）

シゲルメルシ（2004年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ありがとう（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時8歳）と交配したサンブルームが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱秀昭。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、長浜秀昭から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、長浜秀昭から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月2日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/不良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレブラールに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2007年）

4月21日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒシワンスモアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。