マルカファントム（2008年生、母ミスカースティー）

マルカファントム（2008年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幻影」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時13歳）と交配したミスカースティーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日の出牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、中央障害7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月6日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

3歳（2011年）

1月15日、中9週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったオーパルスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のテルユーホワットを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月31日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

12月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は森一馬騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4歳（2012年）

1月21日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月10日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャロームから7馬身差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で森一馬騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で森一馬騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアグネスハイヤーに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

12月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2013年）

2月3日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は森一馬騎手（10戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた18戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（11戦2勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（12戦2勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。