シャローム（2005年生、母カーロッサ）

シャローム（2005年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「平和（ヘブライ語）」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時13歳）と交配したカーロッサが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地26戦3勝、中央障害20戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の皿倉山特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月6日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず最後はプリンチパーレと並んで9着同着となった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月8日、中1週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のデルマレグルスを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月6日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦0勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、6着を確保した。

4歳（2009年）

1月10日、中4週で迎えた11戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のティルフィングに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月15日、中2週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた14戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のテンシノゴールドを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

3月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

4月11日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた17戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

12月12日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

5歳（2010年）

1月16日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の東山特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

5月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた25戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の聖護院特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

7月25日、中8週で迎えた26戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2011年）

2月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月22日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

11月26日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルジュウヤクから1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2012年）

1月15日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったビヨンドマックスからクビ差の2着に甘んじた。

1月28日、中1週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレルレヴァータから約10馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中2週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で高田潤騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で高田潤騎手（7戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた37戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月29日、中3週で迎えた39戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカファントムに7馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

9月15日、中2週で迎えた41戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた42戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で小坂忠士騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8歳（2013年）

3月17日、約5か月半の休み明けで迎えた43戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた44戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた45戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドマイヤツバサから9馬身差の2着となった。

5月25日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた46戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。