ティルフィング（2004年生、母ハリウッドレビュー）

ティルフィング（2004年1月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「歌劇名。黄金の柄と美しい刀身をもつ魔剣」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時5歳）と交配したハリウッドレビューが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地25戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月13日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた3戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったマイサンシャインにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

5月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るマヤノバルトークを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月22日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

8月11日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の門司特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2008年）

6月14日、約10か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

5歳（2009年）

1月11日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた13戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したシャロームを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネナデシコを3/4馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

3月15日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月15日、約8か月の休み明けで迎えた17戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の嵯峨野特別（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で大外17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6歳（2010年）

2月14日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた22戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月28日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。