エンパイアスタイル（2014年生、母ジョルジーナ）

エンパイアスタイル（2014年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋スタイル」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したジョルジーナが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。主な勝ち鞍は2018年のサマードリームリレースタート賞(一般C2五)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、村上欽哉牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、吉田千津によって1,080万円で落札された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月14日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月21日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、5着に入り込んだ。

7月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

8月19日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

4歳（2018年）

2月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、引退馬協会設立20周年記念（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた11戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、うまたせ!浦和来場記念（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のビビッドレッドに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月3日、中1週で迎えた13戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、サマードリームリレースタート賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のティフォージに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた15戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、トパーズ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。