クニフォフィア（2007年生、母プロミネントカット）

クニフォフィア（2007年2月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「百合の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時14歳）と交配したプロミネントカットが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方35戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の菊花特別。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月8日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、6着に入り込んだ。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3歳（2010年）

1月31日、中4週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月1日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

6月20日、中6週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

7月31日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

8月8日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシップーナカヤマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の菊花特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカジノメンバーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月14日、中3週で迎えた11戦目は、冬木立特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2011年）

1月1日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ジョウテンデジタルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月13日、中5週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月6日、中6週で迎えた17戦目は、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

9月5日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（11戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた22戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月27日、連闘で迎えた23戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた25戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で尾崎章生騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた26戦目は、寒凪賞（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で尾崎章生騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた27戦目は、流葉特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾崎章生騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた28戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾崎章生騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5歳（2012年）

1月20日、中3週で迎えた29戦目は、一般B7 C2（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で尾崎章生騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた30戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、水仙賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

2月3日、中0週で迎えた31戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた32戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた33戦目は、松露賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた34戦目は、東日本大震災私たちは忘れない!（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた35戦目は、旅立ち賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（11戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた36戦目は、名古屋空港ビル創立55周年杯（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で尾崎章生騎手（12戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた37戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で尾崎章生騎手（13戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた38戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた39戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のトップパフォーマーに4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5月19日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

5月26日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月2日、連闘で迎えた42戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた43戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。