エリモマーチ（1999年生、母エリモフリッカー）

エリモマーチ（1999年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時9歳）と交配したエリモフリッカーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地9戦0勝、地方31戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上B2-2。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

4月21日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（新潟芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未出走（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月18日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた4戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の揖斐川賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き最後はゴールデンカズマと並んで8着同着となった。

6月30日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

7月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

8月25日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

11月12日、中5週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C9（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月21日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上C（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた14戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた16戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C9（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず最後はクリーンパートナーと並んで5着同着となった。

2月4日、中2週で迎えた18戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた19戦目は、玉垣光章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニホンピロアンナに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月28日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C7（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月11日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上C7（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は玉垣光章騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C8（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリキアイミサイルを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C6（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた24戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリアクインを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

7月8日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上C4-2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上C5-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C4-2（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマッキーセザールに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月11日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキジョウを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

10月7日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、大和肉鶏農協特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月4日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロードクライストに3馬身の差をつけて5勝目を収める

12月2日、中3週で迎えた31戦目は、吉川温泉よかたん特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

12月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で木村健騎手（8戦4勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

5歳（2004年）

4月21日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2-3（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米田幸治騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月6日、中3週で迎えた36戦目は、丹波さんなん漢方の里特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米田幸治騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月25日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた37戦目は、山城の郷わだやま特別（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で米田幸治騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に敗れた。

9月22日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた38戦目は、3歳以上B2-1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で米田幸治騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（9戦4勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月27日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた40戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、南光ひまわりの郷特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。