スピーディダッシュ（1998年生、母マイテイライン）

スピーディダッシュ（1998年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のオカノヒリュウ（当時9歳）と交配したマイテイラインが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐々木一与。戦績は、地方24戦1勝2着8回。主な勝ち鞍は2001年のアラ系3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐々木一与から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、佐賀県馬主会によって367.5万円で落札された。

大垣敏夫厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2000年）

7月8日、デビュー戦は東真市騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パープルレインボーに3/4馬身交わされて2着となった。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東真市騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月9日、中6週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東真市騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東真市騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は東真市騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東真市騎手（7戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

3歳（2001年）

6月3日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツルガーヨシゼンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサチコクィーンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

7月8日、中2週で迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパワフルスピードに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月4日、中3週で迎えた13戦目は、三井邦夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タニノクリスチーナに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたホシノトップスター決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた15戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた16戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシゲルサターン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、アラ系3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた19戦目は、アラ系3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドラゴンキッズを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月15日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系3歳以上B2 B3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4歳（2002年）

1月13日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系4歳以上B3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた23戦目は、アラ系3歳以上B2 B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系4歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグレートホーエイを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。