レッドリップス（2006年生、母オレンジブロッサム）

レッドリップス（2006年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「赤い唇」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時14歳）と交配したオレンジブロッサムが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の会津特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、千里ファームによって462万円で落札された。

東京サラブレッドクラブにて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

11月29日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3歳（2009年）

1月10日、中5週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月5日、中8週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで懸命に走り抜いたが、クリノビリオネアに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ダブルフレーバーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフレイヤを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月5日、中8週で迎えた8戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたリトルディッパー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月1日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月26日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のバイラオーラに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月24日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のバロンダンスを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

4歳（2010年）

1月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

2月27日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月18日、中6週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

6月19日、中8週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

5歳（2011年）

1月16日、約6か月半の休養明けで迎えた18戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。