バロンダンス（2005年生、母スピードフェザー）

バロンダンス（2005年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「バリ島の踊り」。毛色は栗毛。種牡馬のスピードワールド（当時11歳）と交配したスピードフェザーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地38戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の飛翔特別(500万下)。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

6月24日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月11日、中6週で迎えた2戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフラミニアンウェイから2馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

10月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアラマサロビンソンに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月4日、連闘で迎えた5戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

3歳（2008年）

1月13日、中9週で迎えた6戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月8日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で穂苅寿彦騎手（6戦1勝）。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で穂苅寿彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で穂苅寿彦騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6月28日、中8週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたバロンハーバー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月19日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4歳（2009年）

1月10日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

2月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

3月14日、中4週で迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

6月21日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

8月15日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、5着を確保した。

9月5日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

9月26日、中2週で迎えた21戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンリングをハナ差制して久々に勝利を挙げた。

10月24日、中3週で迎えた22戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したレッドリップスに半馬身届かず2着となった。

11月15日、中2週で迎えた23戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したヤマカツマリリンにクビ差届かず2着となった。

5歳（2010年）

5月16日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。14着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月11日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた28戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた29戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた30戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

12月26日、中4週で迎えた32戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドプレミアム（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

6歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた34戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月10日、中7週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた36戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下の美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。