アイオブザストーム（2020年生、母オーバービュー）

アイオブザストーム（2020年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「台風の目」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時9歳）と交配したオーバービューが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はゴールドアップカンパニー。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月9日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

3月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で団野大成騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエナジーポコアポコをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で団野大成騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で団野大成騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したマンドローネを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月15日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの鞍ケ池特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で団野大成騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコンクシェルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で団野大成騎手（7戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のニホンピロキーフに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月7日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの宝ケ池特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で団野大成騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの国立特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。