ゼンノアブシンベル（2000年生、母ダイナチャイナ）

ゼンノアブシンベル（2000年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アブシンベル大神殿（エジプト）」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時13歳）と交配したダイナチャイナが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦0勝2着1回、地方6戦6勝。主な勝ち鞍は2004年の一般C15。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大迫忍によって6,300万円で落札された。

瀬戸口悟厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2003年）

12月5日、デビュー戦は田中浩晃騎手を鞍上に据えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオーフェローに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

1月1日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、4歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中浩晃騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のオーフェローに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

1月25日、中2週で迎えた3戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中浩晃騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンハイスパートに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

2月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、春菜賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中浩晃騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマクロコスモスに3/4馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3月24日、中3週で迎えた5戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中浩晃騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のオーフェローに1馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

4月21日、中3週で迎えた6戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中浩晃騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のリョウフウに約14馬身の大差をつけて無傷の6連勝を決めた。

7月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、キョウワテンプウにクビ差交わされて2着に甘んじた。