セントエイト（1984年生、母ニシノサンシー）

セントエイト（1984年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホウシユウエイト（当時14歳）と交配したニシノサンシーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着4回、地方22戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月10日、デビュー戦は黛幸弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ニッポータイガーに交わされて1馬身半差の2着となった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタレンティドガールに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月1日、中4週で迎えた3戦目は、4歳400万下の水仙賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で黛幸弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（中山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で黛幸弘騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、アキカイウンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下の山藤賞（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で黛幸弘騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月13日、中8週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で黛幸弘騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリンドセレクトに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月4日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の積丹特別（札幌ダート1800m 晴/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で黛幸弘騎手（6戦2勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で黛幸弘騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5歳（1989年）

4月15日、約21か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上400万下の長岡特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で黛幸弘騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったリキアイフジオーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた10戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたヤマニンストライプ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月4日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は黛幸弘騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は徳吉一己騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシャトーディアに1馬身3/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月23日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

6歳（1990年）

5月27日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた14戦目は、山中初騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中初騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた16戦目は、水無月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中初騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた17戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中初騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた18戦目は、高木正喜騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月26日、中0週で迎えた19戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山中初騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた20戦目は、長月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山中初騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた21戦目は、川崎勝良騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月21日、中1週で迎えた22戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた23戦目は、霜月特別（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は山中初騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキリナイスから5馬身差の2着となった。

12月11日、中4週で迎えた24戦目は、海方昭三騎手を鞍上に迎えて、上山優駿樹氷賞（上山ダート2300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1991年）

4月14日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は山中初騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた26戦目は、皐月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた29戦目は、水無月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた30戦目は、文月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は高木正喜騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた31戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた32戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた33戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は山中初騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた34戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた35戦目は、神無月特別（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。