エレシャタン（1990年生、母タクテイクス）

エレシャタン（1990年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のマルトヨフリー（当時9歳）と交配したタクテイクスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は池田則雄。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回。1992年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉永正人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

6月27日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアルファポインターに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月2日、中4週で迎えた2戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したガッサンを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

8月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で寺島祐治騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3歳（1993年）

4月3日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。