マツカバリスト（1986年生、母フライングビート）

マツカバリスト（1986年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のカバリスト（当時7歳）と交配したフライングビートが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方32戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の一般D2ロ。

経歴

デビュー前

佐藤勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

2月25日、デビュー戦は牧之瀬幸夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた4戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴崎勇騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

10月15日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴崎勇騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4歳（1990年）

4月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、海方栄二騎手を鞍上に迎えて、一般D2イ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般D2イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般D2ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で海方栄二騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般D2ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で海方栄二騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般D2ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で海方栄二騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般D2ハ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で海方栄二騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のキヤターステイツクに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般D2（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で海方栄二騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた19戦目は、一般D2ロ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で海方栄二騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた20戦目は、一般D2ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で海方栄二騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた21戦目は、中鉢利弘騎手を鞍上に迎えて、一般D2ニ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般D2ハ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は海方栄二騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般D2ハ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（10戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた24戦目は、舞木聖騎手を鞍上に迎えて、一般D2ハ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた25戦目は、一般D2ロ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は海方栄二騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワプロストをクビ差制して制した。

12月11日、中1週で迎えた26戦目は、冨士木秀四郎騎手を鞍上に迎えて、一般D1ハ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1991年）

4月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月4日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3ニ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月14日、中0週で迎えた29戦目は、一般C3ニ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた30戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、一般D1ロ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨコスカクロスから2馬身差の2着となった。

6月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般D1（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白谷正美騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた32戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般C3ニ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3ニ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた34戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般D1ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた35戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、一般D1イ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般D1イ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は舞木聖騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月22日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（1992年）

1月3日、中1週で迎えた38戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月19日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた40戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた41戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた42戦目は、大久保真二騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた43戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。