ダノンディスタンス（2014年生、母アゲヒバリ）

ダノンディスタンス（2014年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋長い道のりを着実に走り続けることを期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時7歳）と交配したアゲヒバリが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦3勝2着2回。2017年の京都新聞杯(G2)で3着に入った他、2017年の若駒ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって6,264万円で落札された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月6日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は526kg。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヒシマサルをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

12月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のベストアプローチを半馬身振り切って勝利をモノにする

3歳（2017年）

1月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦2勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアダムバローズにハナ差届かず2着となった。

2月26日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月6日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

10月1日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（5戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月10日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、エアウィンザーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2018年）

1月8日、中3週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテリトーリアルに1馬身3/4の差をつけて制した。

4月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。