イサミオリュー（1998年生、母ミラノコレクション）

イサミオリュー（1998年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテユーター（当時13歳）と交配したミラノコレクションが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着3回、地方31戦2勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

8月12日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ムガムチュウに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中2週で迎えた4戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は清山宏明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

3歳（2001年）

4月14日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、3着に入った。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ランデヴーシチーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シークレットブーケに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョイアミーアに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月23日、中4週で迎えた14戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般A2 B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた16戦目は、フレンドリーカップ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた17戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定オープンの雪椿賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月16日、連闘で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のエルフィン賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた21戦目は、地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、まんさく賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた24戦目は、千葉優騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月10日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、小野寺純一騎手を鞍上に迎えて、姫神賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月24日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた26戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の栗駒賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺純一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺純一騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた29戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンのエレガンスカップ（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた31戦目は、すずらん賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野寺純一騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（水沢ダート1900m 小雨/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた33戦目は、白神賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野寺純一騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2003年）

4月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた34戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた37戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のガッサンファイターに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

6月7日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のクロストゥミーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月23日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月13日、連闘で迎えた41戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた42戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた44戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。