アッパレイモン（1996年生、母トウショウアイ）

アッパレイモン（1996年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時17歳）と交配したトウショウアイが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着2回、地方6戦1勝。2004年の赤城山特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

12月5日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3歳（1999年）

5月2日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサンクールウイナーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月16日、中1週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヒダカオーシャンに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

9月19日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウカイロッキーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月20日、中4週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2000年）

1月5日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のセンタースペシャルに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月20日、中6週で迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の遠州灘ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したエーピーバーストにアタマ差届かず2着となった。

4月9日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタガノアーミジャに1馬身3/4の差をつけて優勝

4月26日、中1週で迎えた13戦目は、G2のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

5歳（2001年）

9月29日、約17か月半の休養明けで迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ペルセウスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのトパーズステークス（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの春待月ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の2001フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6歳（2002年）

1月12日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた21戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月16日、中1週で迎えた22戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

7歳（2003年）

7月27日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた24戦目は、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8歳（2004年）

5月9日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた27戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、金精特別（高崎ダート1900m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた28戦目は、パール特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた29戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、赤城山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のオピニオンリーダーに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

9月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、谷川岳特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の高崎記念（高崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。