ヤマノセンプー（1995年生、母ホーマンプリンセス）

ヤマノセンプー（1995年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時9歳）と交配したホーマンプリンセスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は北澤正則。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回。1998年のクイーンカップ(牝G3)で3着に入った他、1998年の忘れな草賞(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

7月5日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったベリーバンダムをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

12月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタカミツローズに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月20日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

3歳（1998年）

2月15日、中7週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタイホウウンリュウに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

2月22日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦2勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月21日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

4月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、エリモエクセルに半馬身交わされて2着となった。

5月2日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

5月31日、中3週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。