スーパーレインボー（2004年生、母オレンジジャスミン）

スーパーレインボー（2004年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「レインボートラウト（虹鱒）の別称」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時11歳）と交配したオレンジジャスミンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月18日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず16着に敗れた。

3歳（2007年）

1月8日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず最後はアドマイヤミスティと並んで8着同着となった。

2月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月24日、連闘で迎えた5戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に敗れた。

3月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

5月12日、中1週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のウインスペンサーに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月23日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナに立ち、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

4歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月3日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3月2日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、マヤラブハートにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月31日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた19戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。