コウエイカスケード（1995年生、母シルクエスポワール）

コウエイカスケード（1995年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチグローリー（当時9歳）と交配したシルクエスポワールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似松田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方12戦5勝2着4回。1998年のしもつけオークス(牝地方重賞)に勝利した他、1998年のクイーンカップ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

一倉昌行厩舎（高崎）へ入厩。

2歳（1997年）

11月3日、デビュー戦は斉藤誠騎手を鞍上に据えて、馬体重は472kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のデルマクリスタルに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月12日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったカリナンから4馬身差の2着となった。

12月30日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた3戦目は、2歳地方重賞の三才優駿（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったカリナンから1馬身差の2着となった。

3歳（1998年）

2月1日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦の紅梅特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエービージャンボをクビ差制して2勝目を奪取した。

3月1日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のビックピットに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月18日、中6週で迎えた6戦目は、3歳戦のつくし特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は斉藤誠騎手（3戦3勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

6月14日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、3歳地方重賞の北関東ダービー（宇都宮ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の高崎ダービー（高崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（5戦3勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったミナミノイーグルから4馬身差の2着となった。

8月9日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の高崎オークス（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤誠騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったラヴミードゥから1馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中7週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のしもつけオークス（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤誠騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のチャームスクールに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

11月22日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北関東菊花賞（高崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤誠騎手（8戦4勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦のヤスフジ記念（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤誠騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のチャームスクールをクビ差制して5勝目をつかんだ。