ハセノスペイン（1991年生、母ハセノフレッシュ）

Haseno Spain

1991.06.06

ハセノスペイン（1991年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時11歳）と交配したハセノフレッシュが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は大江牧場。戦績は、中央平地24戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の飛騨ステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

3月5日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のエビスジェットをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3月12日、連闘で迎えた2戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

4歳（1995年）

2月18日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

3月4日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムッシュマドラスに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月18日、中1週で迎えた6戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のピアレスクラウンを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

3月26日、連闘で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、リバーセキトバにアタマ差交わされて2着となった。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、卯月ステークス（中山芝1200m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（4戦2勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず16着に敗れた。

6月24日、中6週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた11戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

11月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた15戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

5歳（1996年）

1月5日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の若水賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーピーダンサーを別次元の末脚で3/4馬身差し切って4勝目を手にした。

1月15日、中0週で迎えた17戦目は、アレキサンドライトステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた18戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（9戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた19戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、武庫川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着を確保した。

6歳（1997年）

5月17日、約14か月半の休み明けで迎えた20戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月1日、中1週で迎えた21戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く粘り込んで先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンアビリティをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

6月8日、連闘で迎えた22戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた23戦目は、福島テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、モリチヅルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月2日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田面木博公騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。