ミラクルチャージ（2001年生、母テスラ）

ミラクルチャージ（2001年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奇跡の突撃」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したテスラが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地5戦1勝、地方10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、杉山茂夫によって2,415万円で落札された。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月8日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタガノハルカゼを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2004年）

8月8日、約8か月の休み明けで迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

9月30日、中5週で迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般B12（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月5日、中4週で迎えた7戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

4歳（2005年）

3月11日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた10戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

7月15日、中9週で迎えた12戦目は、一般B15 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベルモントパワードに1馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた14戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フィールファインに交わされて1馬身差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた15戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。