ミスイガー（2000年生、母ミスゾーラ）

ミスイガー（2000年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋兄（ヤグライーガー）より」。毛色は栗毛。種牡馬のアラジ（当時11歳）と交配したミスゾーラが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方10戦2勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

6月25日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノファミリーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月5日、中9週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

3歳（2003年）

5月5日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のフロイラインカップ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のアプリコットボーイに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月6日、中1週で迎えた6戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジョーフュージョンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

9月27日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

11月3日、中4週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

4歳（2004年）

1月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

10月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた16戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

5歳（2005年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

3月5日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

5月22日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた21戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。