ジンアロー（1985年生、母ヒマワリサン）

ジンアロー（1985年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時18歳）と交配したヒマワリサンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地19戦0勝、中央障害13戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

夏村辰男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

3月5日、デビュー戦は小屋敷昭騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた3戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

6月18日、中9週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた6戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

8月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

9月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた11戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた13戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

4歳（1989年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

2月12日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月18日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月14日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で梅野信一騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月15日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梅野信一騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキスイセイから1馬身半差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で梅野信一騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツソロンに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月5日、連闘で迎えた23戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で梅野信一騎手（5戦1勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で梅野信一騎手（6戦1勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で梅野信一騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた26戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で梅野信一騎手（8戦1勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた27戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で藤原哲朗騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で藤原哲朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1990年）

2月4日、中7週で迎えた30戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、川野勇馬騎手を鞍上に迎えて、一般B1（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月8日、中5週で迎えた34戦目は、はりまや特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野勇馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。