マルブツソロン（1984年生、母スイートソロン）

マルブツソロン（1984年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマナード（当時11歳）と交配したスイートソロンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着4回、中央障害9戦0勝2着2回、地方29戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

3月8日、デビュー戦は小屋敷昭騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したワンダーエステートを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったカミナリモンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中4週で迎えた3戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったセンターガバメントに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンミステリーに半馬身届かず2着に敗北した。

6月28日、中1週で迎えた6戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエスタンロックに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（1988年）

3月5日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るグランドデュークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月7日、中2週で迎えた13戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は増井裕騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

7月24日、中8週で迎えた15戦目は、広松孝司騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で広松孝司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（1989年）

3月12日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた21戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったランドマグナムから9馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったジンアローから半馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で出津孝一騎手（4戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（1990年）

1月13日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた27戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は広松孝司騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

10月21日、約8か月半の休養明けで迎えた28戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた29戦目は、宮﨑謙一騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（上山ダート1700m 雨/重）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた30戦目は、山中初騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月29日、中5週で迎えた31戦目は、谷地勝則騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1991年）

4月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷地勝則騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月13日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた33戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷地勝則騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた34戦目は、一般（水沢ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で谷地勝則騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた35戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で谷地勝則騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた36戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で谷地勝則騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた37戦目は、一般（盛岡ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で谷地勝則騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた38戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で谷地勝則騎手（7戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた39戦目は、一般（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で谷地勝則騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月21日、約3か月半の休み明けで迎えた40戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で谷地勝則騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8歳（1992年）

1月14日、中2週で迎えた41戦目は、小竹清一騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のルシツクに3/4馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月25日、約3か月半の休み明けで迎えた42戦目は、佐々木陸男騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた43戦目は、一般（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は小竹清一騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた44戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小竹清一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた45戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は谷地勝則騎手（10戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた46戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた47戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は谷地勝則騎手（11戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月15日、中3週で迎えた48戦目は、はづき賞（盛岡ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で谷地勝則騎手（12戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた49戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷地勝則騎手（13戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた50戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で谷地勝則騎手（14戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月11日、中1週で迎えた51戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は小竹清一騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月7日、中3週で迎えた52戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小竹清一騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた53戦目は、六華賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小竹清一騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた54戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小竹清一騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョリーラジャーから2馬身半差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた55戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小竹清一騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた56戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小竹清一騎手（8戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後はイワトヨダイバと並んで2着同着となった。