モウカリマッカー（2008年生、母コタンケシ）

モウカリマッカー（2008年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「関西弁での挨拶」。毛色は鹿毛。種牡馬のカネツフルーヴ（当時11歳）と交配したコタンケシが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川越省蔵。戦績は、中央平地8戦0勝、地方13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の2歳。

経歴

デビュー前

菅原欣也厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2010年）

11月28日、デビュー戦は葛山晃平騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームニュースに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたラッキー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3歳（2011年）

1月31日、中6週で迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のケイワイイモンに2馬身半の差をつけて制した。

3月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の復興支援がんばれ埼玉県（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムザックハーツを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って3勝目を獲得した。

5月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

5月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、3歳戦の美味しく食べて応援します。福島県産コシヒ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の能登琴ヶ浜特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月9日、中9週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、3歳A2（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

8月23日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた11戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、フブキサクラコに半馬身交わされて2着となった。

9月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の川渡し神事特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の国際交流まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月12日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた15戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

4歳（2012年）

1月29日、中4週で迎えた16戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月31日、中8週で迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた18戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月12日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

7月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。