ハンデンディオーネ（2018年生、母イナズマディオーネ）

ハンデンディオーネ（2018年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザワールド（当時7歳）と交配したイナズマディオーネが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上進治。主な勝ち鞍は2021年の浦和800ラウンド。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月12日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 雨/重）に出走。馬体重は410kg。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

10月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

3歳（2021年）

1月16日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

3月4日、中6週で迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の桜花爛漫賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のノーブルゲートをハナ差振り切って初白星を挙げた。

4月20日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルコバレーノ賞（川崎ダート900m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、3歳戦のあやめ賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のブレッザ賞（川崎ダート900m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で古岡勇樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のヴィントシュトース賞（川崎ダート900m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で古岡勇樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のライトニング賞（川崎ダート900m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で古岡勇樹騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のドーン賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、ドナヴォルタに3/4馬身交わされて2着となった。

8月29日、中3週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた15戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリベリアスハートに4馬身の差をつけて優勝

10月13日、中3週で迎えた16戦目は、稲富大笑典（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

10月29日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のパキラ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、レオワントップに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

3月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は古岡勇樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

デビュー前

山崎尋美厩舎（川崎）へ入厩。

4月15日、デビュー戦は小林捺花騎手を鞍上に据えて、ヘリコプター賞（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。13頭立ての14番ゲートからスタート。出走取消となった。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、一般C1一二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた22戦目は、颯爽賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた23戦目は、疾風賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターレイジングに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月2日、中3週で迎えた24戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、烈火賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒットガールに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

8月19日、中1週で迎えた25戦目は、金シャチダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の爽秋特別（浦和ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハクアイゴジローに1馬身半の差をつけて優勝