カシノテンダー（2021年生、母カシノインカローズ）

カシノテンダー（2021年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+曲名Love Me Tenderより」。毛色は鹿毛。種牡馬のAnimal Kingdom（当時13歳）と交配したカシノインカローズが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。主な勝ち鞍は2025年のAKIさん来場記念(一般C2 14)。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月12日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー小倉（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3歳（2024年）

1月25日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた3戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月6日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4月20日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

5月19日、中3週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

デビュー前

真島正徳厩舎（佐賀）へ入厩。

6月1日、デビュー戦は川島拓騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての11番ゲートからスタート。出走取消となった。

6月11日、中2週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた7戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月18日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦の安心と食味勝負!七島農産の特別なお米杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2 19（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2-20（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた15戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた16戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったダンツタロンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2 17（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2025年）

1月5日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2 19（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で金山昇馬騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、フラワーカンパニーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

1月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金山昇馬騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったダノンクックに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた20戦目は、AKIさん来場記念（佐賀ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は6戦連続で金山昇馬騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマリノシュライエンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

2月22日、中1週で迎えた21戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で金山昇馬騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で金山昇馬騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた23戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で金山昇馬騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた24戦目は、清明特選（佐賀ダート1750m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で金山昇馬騎手（9戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた25戦目は、薫風特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で金山昇馬騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月10日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で金山昇馬騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた27戦目は、ケンタウルス座特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で金山昇馬騎手（12戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた28戦目は、こぐま座特選（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で金山昇馬騎手（13戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したペイシャアゲインを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた29戦目は、大隅特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で金山昇馬騎手（14戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた30戦目は、一般C1 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で金山昇馬騎手（15戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月7日、中6週で迎えた31戦目は、一般C2-7（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で金山昇馬騎手（16戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2-6（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で金山昇馬騎手（17戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は19戦連続で金山昇馬騎手（18戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したエラブローランを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で金山昇馬騎手（19戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で金山昇馬騎手（20戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で金山昇馬騎手（21戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。