ワイドファスト（1987年生、母ミスマウタ）

ワイドファスト（1987年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロングフアスト（当時15歳）と交配したミスマウタが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害3戦0勝、地方24戦4勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉永猛厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

7月21日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルブツボイジャーを上がり1位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

9月16日、中5週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は土肥幸広騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた5戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた7戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、松田幸春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

4歳（1991年）

1月7日、中2週で迎えた10戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた11戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた12戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月29日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のリンデンホクトに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月23日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフエートジヨイに2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

7月20日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のフジヤマイーグルに3/4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

9月16日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、圓田修騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（1992年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた21戦目は、荒巻透騎手を鞍上に迎えて、C1ニ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた22戦目は、米山哲郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2ニ（中京(地)ダート1500m 雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2ホ（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で米山哲郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダースタウトをアタマ差制して5勝目を獲得した。

6月8日、連闘で迎えた24戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米山哲郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月17日、中5週で迎えた25戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米山哲郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月25日、中9週で迎えた26戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で米山哲郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた27戦目は、C2ハ（中京(地)ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で米山哲郎騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2ニ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で米山哲郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米山哲郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2ヘ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で米山哲郎騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1993年）

1月7日、中4週で迎えた31戦目は、一般C2ホ（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で米山哲郎騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月4日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、一般C2ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で米山哲郎騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2月15日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた33戦目は、白坂省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C3ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた34戦目は、横川健二騎手を鞍上に迎えて、一般C3ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横川健二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた36戦目は、一般C3ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は白坂省吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。