フェスティヴポン（2018年生、母ワンモアフリート）

フェスティヴポン（2018年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+小さい(アイヌ語)」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したワンモアフリートが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上進治。主な勝ち鞍は2021年の一般C31。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上進治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、村上進治から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、FTUによって275万円で落札された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月23日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は408kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

4月25日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

2021年9月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月8日、中4週で迎えた6戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

10月26日、中6週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、よくぞ帰ってきた!笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、カニまつりパレードお疲れ様杯（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた9戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、一般C31（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るチュウワヴィグラスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月29日、中1週で迎えた10戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、ビオラ賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4歳（2022年）

1月11日、中1週で迎えた11戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は松本剛志騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般C30（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したワイルドジャーニーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中4週で迎えた14戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキョウワグロリアに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月25日、連闘で迎えた15戦目は、O・Yメモリアル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったサンキューサンクスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月6日、中1週で迎えた16戦目は、ピリオド!カニまつりパレード杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は松本剛志騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るランランコハクを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月2日、中5週で迎えた18戦目は、木曽川賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。