タケデンラブリー（1992年生、母タケデンダンサー）

タケデンラブリー（1992年2月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタケデン（当時17歳）と交配したタケデンダンサーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地24戦3勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の幕張特別(500万下)。

経歴

デビュー前

秋山史郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

11月5日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3歳（1995年）

8月13日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月26日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゲイリーウィンディを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月15日、中3週で迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き最後はブランドセレナーデと並んで8着同着となった。

4歳（1996年）

5月3日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた9戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の幕張特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のイットーティアラを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

9月7日、中3週で迎えた11戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の能生特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く持ち堪えて、最後は2着のミスドーナッツに3馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

5歳（1997年）

5月10日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた15戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた17戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

8月9日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた21戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の精進湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6歳（1998年）

1月11日、中4週で迎えた24戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

5月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた26戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、見浜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。