トウカイトニー（1998年生、母トウカイミヤビ）

トウカイトニー（1998年4月19日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時15歳）と交配したトウカイミヤビが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）びらとり牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着3回、地方16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の美濃特別(500万下)。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

10月6日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず17着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフレンドリートロフィー（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月10日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイアイシュタークからハナ差の2着に甘んじた。

12月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のラントゥビーフリーをクビ差制して初白星を挙げた。

4歳（2002年）

4月7日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミサトクイーンに3馬身の差をつけて制した。

8月3日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のイデムをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月21日、中3週で迎えた8戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したエアスムースにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2003年）

1月25日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したジョーリュウオーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネルスタードに3馬身半の差をつけて順当に勝利した。

6月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のホットホイールに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月30日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6歳（2004年）

2月15日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

8月1日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレニングラードにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

7歳（2005年）

4月30日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六社特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく最後はウルヴズグレンと並んで5着同着となった。

5月22日、中2週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ルーベンスメモリーにハナ差交わされて2位に入線したが、その後7着に降着となった。

8歳（2006年）

4月29日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（8戦2勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

5月20日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

10月9日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に敗れた。

11月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（4戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた24戦目は、駒ヶ岳賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（5戦2勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた25戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた26戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

9歳（2007年）

5月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、あすなろ賞（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（8戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた28戦目は、地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（9戦2勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木忍騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木忍騎手（11戦2勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた31戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた32戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた33戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。