ジョーリュウオー（1997年生、母ジョーユーチャリス）

ジョーリュウオー（1997年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のグルームダンサー（当時13歳）と交配したジョーユーチャリスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の金山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

3月19日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドライアッドを豪快な末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

4月22日、中4週で迎えた2戦目は、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

6月24日、中8週で迎えた3戦目は、4歳500万下のべにばな賞（東京芝2000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4歳（2001年）

12月16日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

5歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

1月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月3日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3月2日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた9戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

6歳（2003年）

2月1日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のトウカイトニーを3/4馬身振り切って休養明け初戦をモノにした。

2月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のイリアンジャヤに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（8戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、シースルオールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月20日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の甲武特別（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ナリタセンチュリーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7歳（2004年）

1月18日、約9か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（3戦2勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（4戦2勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。