フサイチエナジー（2005年生、母カーレス）

フサイチエナジー（2005年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋エネルギー。エネルギッシュに走り続けて欲しいとの願いから」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時20歳）と交配したカーレスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、中央障害2戦0勝、地方18戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2十三。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月26日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4歳（2009年）

10月31日、約20か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

5歳（2010年）

1月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。13着に終わった。

2月27日、中5週で迎えた5戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月13日、約8か月半の休養明けで迎えた6戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く3着に敗れた。

12月11日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のファルセットコードを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月25日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6歳（2011年）

1月2日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のダイヴァーを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

5月15日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、がんばろう石巻（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のヴェロアを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

6月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したファイヤーラインを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヒビキクエストに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（8戦3勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（9戦3勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（10戦3勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（11戦3勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂口裕一騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で坂口裕一騎手（14戦3勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月14日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂口裕一騎手（15戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。