ナムラソワン（2005年生、母ナムラビャクレン）

ナムラソワン（2005年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋気配り、癒し（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時8歳）と交配したナムラビャクレンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月22日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

2月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雪/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるココシュニックを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

2月23日、中1週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマッシヴエンペラーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月8日、中1週で迎えた5戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

9月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田中克典騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

9月21日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月26日、中8週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、古太尽特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンアクセランを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2009年）

8月22日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月12日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。