ベルアラベスク（1983年生、母イセシンプー）

ベルアラベスク（1983年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時9歳）と交配したイセシンプーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着4回、中央障害3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

1月11日、デビュー戦は4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。鞍上は郷原洋行騎手。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったダイナトピックに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月13日、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は安田富男騎手。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のカリスタクイーンに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月26日、4歳以上400万下の米山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったアイランドビーナスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月6日、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したダイナサンローランを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、レーシングプティに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月25日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

11月23日、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は津曲浩二騎手。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月7日、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

4歳（1987年）

6月20日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

7月4日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で津曲浩二騎手。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月18日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で津曲浩二騎手。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

7月26日、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津曲浩二騎手。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

10月11日、牝馬限定の4歳以上400万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は国兼正浩騎手。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

10月25日、4歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は安田富男騎手。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に終わった。

11月8日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は津曲浩二騎手。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5歳（1988年）

1月16日、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は星野忍騎手。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月6日、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサクサブリッヂから約16馬身差の2着となった。

2月29日、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。