ダイナトピック（1983年生、母ライバハクリュウ）

ダイナトピック（1983年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のターゴワイス（当時13歳）と交配したライバハクリュウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地35戦5勝2着6回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の清里特別(900万下)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

1月11日、デビュー戦は4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。鞍上は宮田仁騎手。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベルアラベスクに1馬身1/4の差をつけて勝利を決めた。

3月1日、牝馬限定4歳400万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月6日、牝馬限定の4歳400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮田仁騎手。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

4月27日、4歳400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮田仁騎手。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月11日、4歳400万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月1日、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシャダイマロニエにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

6月21日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮田仁騎手。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月6日、4歳以上400万下の利尻特別（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月13日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮田仁騎手。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

7月26日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月10日、4歳以上400万下の立待岬特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮田仁騎手。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月23日、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月21日、4歳以上400万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月5日、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のジェットマツレンを半馬身振り切って勝利を収めた。

4歳（1987年）

4月5日、5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4月19日、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

6月20日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったアクロスポートにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月12日、牝馬限定の4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ホッカイセイザンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月26日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテルノラセーヌに約10馬身の大差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

8月2日、4歳以上400万下の釧路特別（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマツトミダンサーをクビ差振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。

8月16日、4歳以上900万下（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアローライラックに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月29日、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月12日、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は宮田仁騎手。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

10月3日、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月17日、4歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月29日、4歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったオキノサヤカにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月27日、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

5歳（1988年）

1月10日、5歳以上900万下の寿賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

1月31日、ハンデ戦で5歳以上900万下の金蹄賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月20日、5歳以上900万下の三峰山特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

3月5日、5歳以上900万下の小金井特別（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は的場均騎手。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

3月27日、5歳以上900万下（東京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったソダカザンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4月10日、ハンデ戦で5歳以上900万下の春光特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月14日、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は天間昭一騎手。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のダイナチャイナをクビ差振り切って勝利を掴んだ。

6月5日、5歳以上1400万下の是政特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

6月25日、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2800m 曇/稍重）に出走。鞍上は臼井武騎手。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月16日、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井武騎手。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。